ADVENTURE JAPAN Vol.16 界 アンジン ADVENTURE JAPAN Powered by 星野リゾート Photo, text/ Makiko Yamamoto Share 静岡県・伊東温泉の海沿いに建つ温泉宿「星野リゾート 界 アンジン」。 名前の由来となった三浦按針ことウィリアム・アダムスは、16世紀末に日本に漂着した英国人航海士であった。 徳川家康に取り立てられ、伊東の地で日本ではじめての西洋式帆船を造船しました。その功績を称えられ、西洋人として初めて「サムライ」となった彼は「青い目のサムライ」として日本の歴史に名を残すことになる。 彼が伊東の船大工とともに造船にあたった場所が、今の界 アンジンの建つあたりであったといわれる。 海風とともに歴史を感じる場所、界 アンジンで船旅のロマンを感じる滞在を満喫しよう。 ご当地楽では三浦 按針の生きた時代や当時の航海の知恵を伝える体験プログラム 「青い目のサムライ紀行」を提供。毎日19:15と21:15の2回1Fロビーにて開催。 「船の古材」をアートワークに エントランスのウォール装飾にも船の古材が採用されている。 界 アンジンの至るところでは船にまつわるアートを目にする。 商業空間のデザインに数多く携わっている設計会社「スーパーポテト」が手掛ける客室を含む界 アンジンの内装。 かつて航海で使われていた舵(かじ)や櫂(かい)などを取り入れたアートが空間を彩り、船旅気分を盛り上げる。 全45室がオーシャンビュー。こちらはスイート客室。 按針が日本で初めて造船した西洋式帆船「サン・ブエナ・ベントゥーラ 号」の甲板をイメージした「サンブエナデッキ」。 側壁にも古材アートがあしらわれる。現地に赴いたらぜひチェックして。 「英国」を感じる会席料理 半個室の食事処で、伊豆ならではの食材に按針の出身地である英国のエッセンスを加えた会席料理を楽しむひととき。 伊豆名産のニューサマーオレンジや新鮮な魚介類が「洋」の味付けにも絶妙にマッチする。 英国の伝統、ハイティーツリーをイメージした器に盛りつけられた八寸とお造。 どこか帆船にも見えるこの立体的な仕立てにワクワクと冒険心が刺激される。 特別会席の「伊勢海老と金目鯛のブイヤベース」。 その日に仕入れた8種類前後の新鮮な魚をじっくりと炊き込み、丁寧に裏ごしした後、味噌を加えた鍋で、蓋をあけた瞬間に広がる磯の香りに誰もが幸せな気分に包まれる。 魚介からの出汁がたっぷりと溶けだしたスープは一滴残さず飲み干したい。 温泉旅館ブランドの「界」では、2020年12月より新型コロナウイルス対策にさらなる強化を加えて実施中。 1.全室に加湿器設置を実施。 2.食事処で提供するドリンクメニューのQRコード化 (他の利用者も使用し接触機会のある備品を減らすため、ドリンクメニューブックを廃止し、代わりに自身のスマホでご覧いただけるように変更。ゲストには、QRコードを渡し、スマホ端末でメニューの確認ができるようにしている) 星野リゾート 界 アンジン(静岡県・伊東温泉) 〒414-0023 静岡県伊東市渚町5-12 宿泊予約:0570-073-011(界予約センター) https://kai-ryokan.jp/anjin/ GALLERY