TRAVEL

Vol.9
リゾナーレトマム
グリーンシーズン

〜憧れのカントリーライフが叶う場所〜

Powered by Hoshino Resorts
Photo/text: Makiko Yamamoto

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幼少期に観たドラマシリーズ「大草原の小さな家」や「アルプスの少女ハイジ」の生活に憧れを抱いたことはないだろうか。
草原に牧草ロール(藁や牧草をくるくると丸めたもの)が点在し、そこを縫うように犬が遊び、ヤギ小屋には可愛らしいヤギの親子が住んでいる――
そんな海外の大農場を彷彿とさせる牧歌的な風景がここ、北海道の占冠村に出現することをご存知だろうか。

スキーリゾートとして名高い星野リゾート リゾナーレトマム。
上質なパウダースノーの時期が過ぎ、大地の緑が顔を出し始めたら、「ファーム」の季節が始まる。

真っ白だったスキー場は、カラフルに彩られ、牛やヤギ、羊や馬たちが待ってましたと駆け回る。
まるで「さぁ、一緒に遊ぼうよ!」 と僕らを誘っているみたいだ。

豊富なファームアクティビティ

リゾナーレトマムのファームエリアには、牛の習性を学ぶ「モーモー学校」、馬に乗って敷地を散策する「乗馬体験」、郵便屋さんに扮したヤギに手紙を投函できる「ヤギの郵便屋さん」、ふかふかな牧草を敷き詰めたベッドに寝転がる「牧草ベッド」、羊を数えながら眠りにつける「羊とお昼寝ハンモック」など、趣向を凝らした様々なアクティビティが用意されている。(一部無料)

「モーモー学校」での牛追い体験。間近に見る牛の迫力といったら!

木の葉に手紙を書いてヤギに投函。国内であれば郵送可

馬の背から見渡すファームはまた違った表情を見せてくれる

1日中いても遊びつくせないほど充実したファームエリア。
日が傾く頃にはすっかり子どもの頃の気持ちに戻っていることだろう。

ビュッフェダイニング
hal-ハル-

北海道ならではの海鮮料理や野菜、ファームエリアで飼育している牛から搾った「トマム牛乳」などをビュッフェスタイルでいただけるレストラン、ハル。

ライブキッチンでは「蟹と牛肉の鉄板焼き」や「サーモンといくらの親子手巻き寿司」を提供する。
また、トマムの雲海をイメージした「雲海パフェ」をオーダー毎につくってくれるサービスも。

朝は和洋バリエーション豊富なラインナップ。

ライブキッチンで提供されるフレンチトーストはぜひ試したい一品。厚切りパンドミの中までしっかりと浸透したほんのり甘い卵液と、ふわふわのホイップクリームのコンビネーションは朝のおめざにぴったりだ。

また、トマム牛乳も提供。昨日間近で見た牛たちのミルクだと思うと、より一層おいしく感じられること請け合いだ。

OTTO SETTE TOMAMU

イタリア料理をフルコースで提供するレストラン、オットセッテ トマム。
リゾナーレブランドのレストランのハイライトということもできると筆者は感じる。

秋のメニューより冷前菜「鮭といくらのコルノ」 トマムもしかりだが、他のオットセッテでもフルコースを通して土地の味を五感に刻むことができるように構成されており、そのエリアの味覚のショーケースということができよう。

秋のメニューよりプリモドルチェ「ファットリアヨーグルトと秋の果実 オリーブオイルの香り」。トマム牛乳から作った濃厚なヨーグルトにシャインマスカットとリンゴを合わせた。ヨーグルトの下には白ワインのジュレが仕込まれており、食感の違いも相まって楽しい一皿に仕上がっている。

秋のメニューよりドルチェ「渋皮栗のモンテビアンコとリンゴのジェラート」。渋皮栗とトマム牛乳使用の濃厚なクリームがリッチな味わい。根セロリのコンポート、ビーツのソースが爽やかなアクセントとして作用するバランスのよい一皿だ。

お酒が飲める方であればぜひワインペアリングをしてみてはいかがか。ワインセレクターの方の話を伺いながら、料理とワインの化学反応を楽しんでいただきたい。

北海道のじゃがいも食べ比べ

9月1日~10月31日の期間中、cafe&bar「つきの」にて全100種類から選べる「ポテサラジェラート」を提供。北海道のお酒とのマリアージュも楽しめる。

塩昆布味や、きんとん風などおうちご飯のポテトサラダにも活かせるアイデアがたくさん。

雲海テラス

夏のトマムのハイライト、それは雲海に出会うこと。
自然現象ゆえ、出会えるか否かはその日次第。
だからこそ出会えたときの感動はひとしおだ。

霧の中を牛柄の雲海ゴンドラで登っていく

雲海テラスからのぞむ朝日と雲海。みるみる変わっていく空の色に目が離せない。

雲海テラスは6つの展望スポットが設置されており、それぞれの場所がフォトジェニックになるよう工夫されている。

ひとしきり雲海を満喫したら、雲海ソーダで一息。

肌寒い朝にキンキンに冷えたソーダを飲むにはちょっとした気合が必要だが、写真映えすることは間違いなさそうだ。

ゲストルーム

シーンに合わせて使い分けられるバリエーション豊富なゲストルーム。

デザインスイートツイン。100㎡のスイートツインルームを改装して誕生した2室限定の部屋。ラベンダーカラーを基調とした落ち着いたインテリアは大人の滞在にぴったり。

9月1日~10月31日限定販売の「鮭旅(しゃけたび)」の特別ルーム。サーモンピンクに彩られた遊び心ある部屋だ。

北海道の魅力がたっぷり詰まったリゾナーレトマム。
誰でも必ず楽しむことができる全方位型リゾートだ。

星野リゾート リゾナーレトマム
〒079-2204北海道勇払郡(ゆうふつぐん)占冠村(しむかっぷむら)字中トマム
宿泊予約:0167-58-1122(10:00-18:00)
https://risonare.com/tomamu/summer/

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