ジャマイカ、ブラジル、トリニダード。俺を音楽でやっつけてくれた3つの国。共通点は “黒人” “音楽” “熱帯” & “キリスト教” かな。
「行きな、行きなさいジャ~メイカ!自分の目で見てきなさいレゲエの本場!」日本語レゲエの先駆者ランキン・タクシー氏の歌詞を聴き、ハタチの俺は「よし!」と渡ジャマ。
“アメリカ映画の悪いヤツ”しか「黒人」を知らなかったから、キングストン空港の出口に群がるジャマイカ人にまず面食らった。
熱帯、ビーチ、リゾート、が欲しけりゃ沖縄で既に世界一。
ハワイも最高だし、バリも天国。
ジャマイカ名物は日本の常識の外に生きるジャマイカ人と彼らの音楽。
現在のジャマイカ人は西アフリカから連れてこられた奴隷の子孫たち。
(その前にいた原住民はコロンブスがジャマイカ発見後、スペイン人の持ち込んだ伝染病で絶滅した。)
先祖の故郷アフリカのリズム、スペイン人の次に統治したイギリス人の言葉を真似た言語、アメリカから飛んでくるラジオの音楽などが産んだレゲエ。
それは、ほとんど米国発のポップスチャートに食い込み世界の文化に影響を与えた希有な民族音楽。
映画『DANCEHALL QUEEN』
魅力を挙げるに枚挙にいとまないが、それを現地化して日本で大ヒットさせた頃にはかつてほどの熱がなくなってしまっていた俺はレゲエ歌手を引退。
その直後、サッカーW杯ブラジル優勝、都内への電車はサンバ祭り、を体験して3ヶ月後にはもうブラジルに(笑)!
映画『シティ・オブ・ゴッド』
初めて訳してもらって聴いたサンバの歌詞に涙してそこからひたすらサンバ!サンバ!サンバ!リオのカーニバルで爆発的感動!
文字化出来ない轟くリズム!
「遠回りした〜!俺にはこれや〜!!今度はサンバを日本に持って行くかー!?」
「え?トリニダードにもカーニバルあるの!?よし行こう!」
「うわぁ!トリニダードのソカ最高や〜!これや〜!!!しかも同じカリブやから凄いレゲエの影響も感じる〜〜!!!」
「え?ブラジル、リオよりもっと熱帯地域のバイアのカーニバルも最高らしい?よし行こう!」
「うお〜〜!!!こっちのカーニバルも音楽も最高や〜!!!トリニダードのカーニバルとスタイルそっくりやけど、ブラジルやからリオとノリも通じてて時期も一緒やからハシゴ出来る〜!」
「え?ジャマイカ、古いレゲエの新しいスタイル出来てる!!よし、行こう!!」
「うわ〜!久しぶりにジャマイカ来たらやっぱりエエな〜〜!!コレ俺もやりたい〜!!」
と、グルグル回ってまたレゲエ歌手のステージに戻ってこれましたとさ。
12年かかりました…(笑)
共通点とかって挙げた項目も掘り下げたいけど字数が…。
それらの国々通過中に一神教文化圏に触れた後でヨーロッパから中東の歴史映画ドラマ観たらおもろいおもろい。
次は西洋中東巡りたいな〜。
皆さんも地球と人類の文化を存分に鑑賞してください。
トラブルは絶対あるから保険入ったり、緊急連絡手段も確保しといてね。
DOZAN11
↓こちらもオススメ!
映画『ブルー2 トロピカル・アドベンチャー』
映画『Ruffn’ Tuff/ラフン・タフ ~永遠のリディムの創造者たち~』
Profile:ドウザンイレブン
1996年、三木道三としてデビュー。
2001年、『Lifetime Respect』(徳間ジャパン・コミュニケーションズ)が、日本のレゲエで初のオリコン週間ランキング1位を記録する。
2002年、47都道府県ツアーの後、活動休止。活動休止中は、他のミュージシャンの作詞、作曲、プロデュースを手掛ける。「DOZAN11」の名で、2014年に活動を再開し、アルバム『Japan be Irie !! 』(ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)をリリース。現在は画像の色や、表情認識で音楽を自動生成するアプリ『mupic』を発表している。
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