第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作品にて『遠い山なみの光』が上映された。石川慶監督、原作のカズオ・イシグロ氏、吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和らとともにカンヌの地を踏んだ広瀬すず。
ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロが自身の出生地・長崎を舞台にした小説を映画にした本作は、第二次世界大戦の惨禍と原爆投下後の、急激に変化していく日本に生きた人々の、憧れ、希望、そして恐怖が描かれている。
悦子役を演じる主演の広瀬すずはとっては2度目のカンヌの舞台。10年前、是枝裕和監督とともにこの地を踏んだ少女は、今や日本映画を背負う女優として、確かな存在感を放っている。
Interview, text: Makiko Yamamoto
Photo: Yusuke Kinaka
Photo at red carpet& theater: Kazuko Wakayama