古くは鎌倉時代以降、日光権現を祀る山々が知られるようになり、

江戸時代に徳川家康および徳川家光の廟地となって以来、日光東照宮の門前町として参拝客で賑わった土地、日光。

「日光を見ずして結構と言うこと莫れ」という言葉があるほどに、

四季折々の美しさで日本有数の景勝地として知られる。秋燃ゆる日光へ、いざ。

Text: Makiko Yamamoto
Cooperation: HOSHINO RESORT KAI NIKKO

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DIVE TO THE AUTUMN LEAVES

空高く馬肥ゆる秋。爽やかな風と色鮮やかな木々に彩られた日本が誇る素晴らしい季節だ。 日光の自然の恵みを全身で味わう、心震えるアドベンチャーへ。


日光は自然であふれている。男体山や中禅寺湖が属する10万ヘクタール以上もの日光国立公園を中心に、アクティビティの宝庫なのだ。木々を眺めながら友と語り合いそぞろ歩くもよし、タオル片手に温泉巡りや食べ歩きの旅も楽しい。
星野リゾート 界 日光では季節に応じた様々なアクティビティを用意し、宿泊客から人気を博している。
これからの季節は秋風を感じられるサイクリング&クルージングとカヌーがおすすめ。
刻一刻と深みを増していく紅葉を眺めれば、日本人のDNAがピリリと反応するだろう。

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自転車とクルーズで奥日光を満喫「サイクルージング」
秋晴れの空の下、奥日光の自然を眺めながら中禅寺湖畔をサイクリング。紅葉シーズンに色鮮やかに染まった森の中を秋の風を感じながら走り抜ける体験は非日常そのもの。さらに、中禅寺湖クルーズで湖上からも奥日光の大パノラマを満喫!陸と湖の両方から秋の奥日光の絶景を楽しもう。
時期:2015年9月1日~11月30日
料金:無料(クルーズ乗船券現払い)
備考:当日予約制

2中禅寺湖カヌーピクニック

奥日光の自然を眺めながら、中禅寺湖でカヌー体験。紅葉シーズンには、湖上から色鮮やかに染まった山々の絶景を存分に眺めて。初級者向けで安定性が良いと言われるレクリエーショナルカヤックで、インストラクターが丁寧に乗り方をレクチャーしてくれるので、初めての方でも安心して体験することができる。
【期間】2015年9月1日~11月3日
【料金】1泊2食付33,000円~(サ税・保険料込)
【備考】身長120cm以上の方から参加可能

CELEBRATE 400YRS NIKKO TOSHOGU SHRINE

日光を遊ぶにおいて外すことのできないこの土地のシンボル、日光東照宮。 江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を祀っている、日本全国の東照宮の総本社的存在だ。

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元和2年4月17日、徳川家康は駿府で死去した。遺命によって遺骸はただちに駿河国の久能山に葬られ、同年中に久能山東照宮の完成を見たが、翌・元和3年(1617年)に下野国日光に改葬されることとなったのである。
家康が日光に祀られることになったのは、家康本人の遺言からである。家康は遺言中に「遺体は久能山に納め、(中略)一周忌が過ぎたならば、日光山に小さな堂を建てて勧請し、神として祀ること。そして、八州[3]の鎮守となろう」と述べている。家康が目指した「八州の鎮守」とは、日本全土の平和の守り神でもある。家康は、不動の北辰(北極星)の位置から徳川幕府の安泰と日本の恒久平和を守ろうとしたのである。

400年を迎える日光東照宮では通年で様々な式典やイベントが開催されている。
今後のスケジュールは下記の通り。ぜひタイミングを合わせて足を運んでみよう。
・10月16日 秋季大祭 流鏑馬神事
秋季大祭の恒例行事。前日には、世界各国の騎士が参加する流鏑馬国際大会を予定。
・10月17日 百物揃千人武者行列
秋季大祭では、日光東照宮から表参道を通って御旅所へ行列し向かう
・10月18日 奉祝大祭 2日にわたり、数多くの行事や祭儀が行われる予定

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JAPANESE TRADITIONALS

日光が世界に誇る伝統文化の数々。我々の使命はそれを感じ、体験し、さらに後世に継承していくこと。界 日光で見つけた日本のプライドを紹介しよう。

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鹿沼(かぬま)地方で木工技術が栄えたのは、江戸時代、日光東照宮造営のために全国から集められた職人が、日光に隣接するその地にその技を伝えたのが始まりと言われている。質の良い杉や檜が存在した為、技を活かした障子などの建具造りが行われ、組子もその一つだ。組子とは、障子に使われる細かい部材のことであり、職人たちが技術を競い合い、より細く、細工の技や美しさを追求した建具も作られるようになったのだという。細くひき割った木に切り込みを入れて、釘などを使わず手作業で組み合わせた何種類もの模様は侘び寂びを感じる素晴らしい伝統。栃木県が日本一の生産量を誇る麻の葉模様は鹿沼組子ならではの特徴だと言えよう。

また、東照宮に参拝するために生まれたという日光下駄にも注目したい。
ときをさかのぼること江戸時代。 格式を重んじた社寺への境内参入についてはいろいろなきまりがあったのだが、その一つが履物であり、「草履」を使用するのが原則だった。しかし日光東照宮をはじめとする日光の社寺は石や雪、坂道が多く草履では歩行が不便なため、草履の下に木の下駄を合わせた御免下駄が考案されたのだという。

先人たちの叡智を、ここ界 日光でとくと感じることだろう。

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SEASONAL DISHES

旅のハイライト、それは食。土地を知るにはまず舌で堪能するのが旅道楽というものだ。 日中のアクティビティで心地よい疲れを伴った身体に染み渡る季節の料理は、今宵の快眠を保証して。


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今春、豪華絢爛な社殿が特徴的な日光東照宮を彷彿とさせる艶やかな特別会席が誕生。徳川家康公が好んで食べたと言われる鯛はお吸い物に。お食事の最後には、東照宮の建造物に用いられた7色を贅沢な食材で彩った豪華な「東照七彩ちらし」でしばしのタイムトリップを。
黒:キャビア/白:鯛/金:金粉/朱:車海老/
黄土:錦糸卵/群青:茄子/緑青:絹さや

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日光彫の美しい器に盛られた湯波の煮凝り仕立ての先付から始まり、季節の八寸の取り合わせ、ヤシオマスなどの素材を引立てる為に各々に味付けされたお造りなど、華やかな会席料理。メインの台のものは、栃木県で採取される「大谷石(おおやいし)」で作ったオリジナルの器で牛肉を蒸しあげます。素材本来の甘み・旨みが凝縮された一品だ。