2016年活動15周年を迎えたオレンジレンジ。

今回の緊急インタビューは2月22日に台場で行われた「琉球サミット」にて敢行された。

寒空の下の撮影だったが彼らの周りは他より温度が高いような不思議な気持ちに襲われた。

理由は明確だ。十代で音楽に目覚め、いまもその情熱を燃やし続ける彼らの瞳は
誰よりも純粋で輝きに満ちていたのだから。

—活動15周年。ここまで続けられるのはすごいことですよね。

YAMATO:僕たちはもともと「何がなんでもデビューしたい」というわけではなくて、地元の仲間が集まって部活のノリでバンドを始めたんです。みんな幼稚園や小学校から同じで、中学の終わりくらいにバンドを結成しました。だからまさかこんなに続けられるなんて当時は思ってなかったんです。出会いや縁やタイミングをつかむことって本当に大事なんだなって。

—15年の音楽活動において、将来に対して不安になったりしたことはありますか。

YAMATO:それはそれぞれあったりなかったりなのかな。

良いことも悪いこともあるけど、「みんなでやってる」っていう感覚が強くて、メンバーがいてくれるからこそ続けられている部分が大きいのかも。今いる場所自体が個人では絶対に見られない景色だと思うし、そもそもバンドをやってなかったと思う。

NAOTO:基本的なこととして「みんながいるから色んな世界をみられてる」っていうのがあって、さらにみんながバラバラな性格だからこそ色んな刺激もあって、それが面白かったりストレスだったりもするんですけど、結果としては成長に繋がってるのかなって。

不安になることもあるけどふと隣をみるとメンバーがめっちゃ楽しそうにしていたりして「コイツが楽しそうだから大丈夫なのかな」って心が和らぐんです。自分1人でこういう事をしてたら、たぶん押し潰されてしまうと思うけど、それがバンドというか、強みかな。もう人生の半分くらいはバンド生活で、それ以前の付き合いだから人生のほとんどを一緒にいる感じですからね。

―今年は全国ツアーなどはされたりするんですか。まだ内緒ですか。

YAMATO:だオフィシャルに発表はしてないですが、下半期の方で47都道府県回ろうかなというのはざっくり企画してます。

―アドキンのテーマは冒険なのですが、皆さんにとって冒険とは?

RYO:ずっと冒険してるような感じです。あとはなんか15周年てなって思ってきたのは、瞬間瞬間では出せない歩んできた自分みたいな。15周年になって出そうと思って出せるものじゃなくて、ちゃんと自然に出てくるものだと思うので、そういうのを感じ始めたかな。例えば15年後とか30年後とか経った時に、自分が歩いてきた道を見て「ああ、良い道歩いてきたな」って言えたらいいな。それを考えながら進んでいく。だからずっと冒険はしているような感じ。ただそれを忘れないようにしたいなとは思ってます。

―そうですよね、日々冒険ですよね。

NAOTO:RYOが言ったように人生が冒険だと思います。実際僕らもやっぱりこうやって学生の頃にバンドを組んで、巡り合わせとかもあってここまで来て、やっぱり知らない世界だったし、そこに飛び込む勇気だったり、みんなで足並みを揃える決意だったりとか、みんなでこうしようとか目標を持って旅に出るじゃないですけど、ここに来れているのも冒険だと思いますし。まぁ音楽もそうですし、人生冒険なのかなって思いますけど。

―今後は何かオレンジレンジさんとしての始めてみたい事やチャレンジしてみたい事、目標とかはありますか。

YAMATO:らはやっぱりしっかり5人の意思疎通といいますか、同じ方向を向いて、向いてるだけじゃなくて同じ方向に走り駆け抜ける事を大事にしているので、その時その時の目標はありますけど、例えば今回15周年だから47都道府県回り最終的に武道館でやるという目標だったり。まぁそういったものを5人が確認し合いながら、意識しながら、足並み揃えていくのが今後15年、20年、25年やっていけるようにというのが目標かな。

―続けるって大変ですよね。ビートルズも活動期間短いですもんね。

YAMATO:やっぱりバラバラなだけにまとまるのも難しいですし、ほんとに継続って難しいなって周りのバンド見てても思いますし、みんな解散していったり休止したり、まだこうやって持続出来てることはほんとにすごく大変なことだから、これを20年、25年、30年とやっていけるように。

―すごく期待しています!ずっと私たちの憧れでいてください!

YAMATO:はい、頑張ります。

―最後に読者にひとことお願いします。

YOH:これから普通に社会というか世の中作っていく世代だと思うので、だから色々あると思うけど、お互い負けずにやっていって。これからの世代だという意識が俺は強いかな。「社会の一員」それは共通してみんな持ってる権利だと思ってるから、頑張って繋げられたらいいんじゃないかな。

―学生や若者にメッセージをお願いします。

YAMATO:中途半志を持って見失わないようにやれば、結果が出る出ないじゃないと思いますし、やっていく事に意味があると思うので、めげずにやりたいように振り切ってやるのもいいと思いますけどね。結果じゃないと思うんですよね。

―やってる事自体に価値がある。自分が輝いていれるんですよね。

NAOTO:やっぱり忘れちゃいけない言葉が2つあると思うんですけど、愛とロマン(笑)。

―アドキンのタイトルを引用していただいてありがとうございます(笑)でも、本当にそうなんですよ。ロマンが人生になかったら楽しくないし、光が見えてこない気がして。

RYO:夢見るとかそういうのと、現実逃避が一緒にならないように。この2つは結構似てる。だからちゃんと自分の周りや現実を見て、遠くばっかり見ないで自分で出来る1日の小さくてもいいから出来る範囲でやる事が、自分のなりたいなと思っている自分に近づくような気がしますね。そういう1日単位の小さな事からやることが大事。まずは自分が動かないと変わらないと思う。自分のソロのときとかそうやってきたから。やろうと思ったその時に動かないと、何も変わらなかったりする。「なりたいなぁ、やりたいなぁ」だけじゃ、何も誰も動いてくれないから。自分が動いたところを見て、反応してくれる人が出てきて、やっと環境が変わっていくと思う。そういうのを大事にするのがいいんだと思います。

―そういう経験をご自身がされていると、言葉に重みがありますね。あんまり遠くばかりを見ると今の自分と比較してしまって、何もやる気無くなっちゃいますもんね。

HIROKI:自分たちが10代の時より格段と情報量が半端ないですよね。昔なんて「あれが美味しいらしいよ」なんて情報は隣にいる奴からしか知ることができなかったのに、今はネットで調べたら全部わかるじゃないですか。だからこそ色んな正解がある中でどれを選択するかっていうのが難しい。

YOH:そういう意味では今って恵まれている反面、大変な時代なんじゃないかな。なんかこれだと決めたものを信じられる自分の強さだったり、あとはネットに惑わされないくらいの人間関係がつくれるかどうか。家族だったり友達だったり信頼出来る人間がいかに周りにいるか、形成出来るかというのが大切だと思うんです。親友が言ってる事よりも、意外とYahoo!知恵袋に載っているものを優先してしまったり、そういう習慣があるじゃないですか。どっちも正解かもしれないけど、どっちにいっても誰の責任というふうにしなくて済むように、強い気持ちは必要だなと思いますね。すぐボコボコにされてしまいますからね。

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Profile ORANGE RANGE

沖縄の米軍・嘉手納基地近くの「コザ」(沖縄市)に在住する5人組ロックバンド。2001年に結成し、2002年2月22日アルバム「オレンジボール」でインディーズデビュー。翌年2003年「キリキリマイ」でメジャーデビュー。

 

ジャンルにとらわれない自由かつ高い音楽性と、卓越したポピュラリティが話題となり、数々の名曲を送り出し続けている。

 

2010年7月27日を境に、自由な音楽を生み出すために設立した自らの音楽レーベル「SUPER ((ECHO)) LABEL」にて活動を開始。2012年1月からはJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントの「SPEEDSTAR RECORDS」と提携を開始し、同年2月22日にはCDデビュー10周年を迎え、8枚目のアルバム『NEO POP STANDARD』をリリース。

翌2013年7月にサウンドメイクの鍵を握る二人、YOH(Ba)作曲の『オボロナアゲハ』と、NAOTO(Gt)作曲の『もしも』を並べたル両A面シングル2曲を含めた、”ハジけた” バンドサウンドに仕上げられた9枚目のアルバム『spark』をリリース後、全国ツアー「ORANGE RANGE LIVE TOUR 013 ~spark~」を執行。

2014年は、アジアライブ(韓国、台湾、香港)、対バンライブ、FCツアー、ワンマンライブ、さらには各地のイベントへの出演も数多くこなし、まさにライブイヤーとなった。

2015年には約2年ぶりとなる通算10枚目のニューアルバム『TEN』を8月26日にリリース、その作品を掲げた全国ツアー「ORANGE RANGE LIVE TOUR 015 〜TEN〜」を開催し、大盛況に終えた。

2016年はバンド結成15周年を掲げたアニバーサリーイヤーを展開。その勢いは止まる事を知らない。